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レバレッジ効果 早い段階で広告宣伝を実施して顧客を確保すれば、レバレッジ効果で数年後の売上は大幅に増加。 |
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ヨリ専門的には、ファイナンス(財政学)において、当初に借入金(借金)をして元手を大きくすることによって投資が成功した際にROE(Return On Equity)を高める手法のことを言います。 卑近な例を挙げるなら、カジノのルーレットで1ドルを赤に掛けて買った場合の儲けは1ドルしかありませんが、9ドルを借金して10ドルを赤に掛けて買った場合には儲けが10ドルになる、ということです。本来は1ドルしか儲けてない筈なのに、借金をすることで10ドルの儲けになる訳です。この「1ドル→10ドル」がレバレッジ効果になります。 実は、これに似たことが広告宣伝活動についても言えるのです。 つまり、今回の例では、広告宣伝を実施することにより3ヶ月で300件の販売増がありました。(下図の■部分。) しかし、この効果は初回の3ヶ月で終わってはいません。 次の3ヶ月間には、広告宣伝で来店した消費者が2回目の買い物をしています。(下図の■部分。) さらに7ヶ月目以降も初期の広告宣伝が貢献しているのが分かります。(下図の■部分。) 3年間で、広告宣伝による効果は当初の300人から660人(=1,842人−1,182人)とレバレッジ効果により売上は2.2倍に増大していることが分かります。
もう一度整理してみましょう。
・顧客対応のみでは462件増・64%増
・広告宣伝のみでは300件増・42%増 ・顧客対応を一緒に実施した場合に広告宣伝による寄与は660件増・92%増(上図の暖色系赤色部分) こういう例え方もあるでしょう。 年率30%の有利な資産運用があるとします。もちろん、この高利回りはショップの上質な「顧客対応」によって保証されます。 問題はこの資産運用を元本20万円で開始するのか、それとも100万円を追加して元本120万円で開始するのか、ということです。 答えは簡単でしょう。利回りが30%もあるなら、最初に低利で100万円の借金をして元本120万円で運用を開始すべきです。(これはファイナンスにおける本来の意味での「レバレッジ効果」になります。) したがって本章の冒頭にあった「ウチは広告宣伝にお金を使わずに固定客を集めて売上を伸ばしている。広告宣伝を重視するのは間違いではないか?」というオンラインショップさんの質問は「元金20万円でも利回りが30%もある。100万円の借金をして元金を増やすのは間違いではないか?」と換言できるでしょう。 通常、30%も運用利回りがあり、その利回りが自分の努力(=顧客対応)で保証されているなら、借金をしてでも運用にお金を突っ込むものではないですか?。それがビジネスというものです。 先の質問への回答は「もし早い段階で効果的な広告宣伝を実施していれば今以上の固定客を集めて売上が大幅に増加していた筈です。広告宣伝を重視しなかったのは間違いです」となります。
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