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案内図
ホームページ内で消費者が迷子にならない工夫が必要。助けないと消費者は別のショップに逃げてしまう。 |
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そんな時は「案内板」を見て現在地を確かめ、行きたい場所へ向って歩き始めます。しばらく歩いたところで別の案内板を見つけ「ああ、正しい方向に進んでるな」と再確認をして更に歩を進めて目的地にたどり着きます。 あなたのオンラインショップも百貨店と同じです。 「ウチのショップは小さいから関係ない」とか「作りがシンプルだから問題ない」というのは勘違いの場合が多々あります。それは店長であるあなたが自分のホームページの作りに慣れているだけであって、初めて貴ショップを訪問した消費者にとっては迷宮並みの複雑さかもしれません。 ●全体像を見せる
デパートの案内板の例を出しましたが、さすがに彼らはプロフェッショナルですから勉強になる点が幾つもあります。
まず、百貨店の全体図が必ず出ているはずです。10階建てであれば各階の概要があり、同時に現在のフロアの拡大図が載っています。この全体像を見せるというのが最初のポイントです。
悪いホームページでは、消費者が自分がどこにいるかを把握しにくい構造になっています。その最たる原因はホームページの全体像を把握できない点にあります。 実際の百貨店であれば何とかして物理的に脱出しなければいけませんが、ホームページでは「閉じる」ボタンを押したり「お気に入り」ボタンを押して簡単に脱出されてしまいます。(ショップからすると大事な客に簡単に逃げられてしまうということです。) ●同じ作りにする
アタリマエのことですが、デパートの案内板はどのフロアでも同じカタチ・構成をしています。
案内板が場所によって違う作り --- 例えば、縦書きだったり横書きだったり、東西南北が入れ替わったり --- になっていると迷子の客はよけいに混乱してしまいます。この同じ作りにするというのが二番目のポイントです。 ●簡単に脱出できる
短気な消費者が「うーん、よく分からん、えいっ!」と逃げてしまう前に緊急脱出口を作ってあげましょう。
緊急脱出口とは左上にある(はずの)ショップのロゴです。右上のロゴをクリックするとトップページへ移動するのが三番目のポイントです。 何故左上のロゴでなければならないか?。 左上にある理由は、日本語というものは左から右に書き始めて行き止まったら上から下に進む言語だからです。(日本語を母国語とする人は暗黙のうちにそのように慣習づけられています。) ロゴである理由は、ロゴが大きくて色もカラフルで目立つからです。(たいてい緊急ボタンは赤色だったりします。) 手前味噌で恐縮ですが、この『オンラインショップ運営講座』のデザインには上記の3つの要素を全て入れています。全ページに共通したデザインは下記の通りです。 ![]() ただし、欲を言うと改善すべき点は幾つかあります。 ●現在地を表示する
デパートの案内板だと赤印で「現在地」という表示が必ずあります。
この「現在地を表示する」という点が四番めのポイントです。上図でいえば、左側ガイダンスにある黄色い●印が該当箇所だけ緑色になっているとか、そういう感じです。ちなみに弊社ホームページでも実装しています。(実際にやってみると分かるのですが、ホームページの数が多くて変更が頻繁にあると作業が面倒です。) ●周辺拡大図を載せる
カテゴリが5つあって各カテゴリに10個のホームページがあるとしましょう。合計でホームページは50ページになります。
この場合、左側ガイダンスから50個のホームページへリンクをはるのは無理です。(やたら縦に長いホームページが出来てしまいます。) 左側ガイダンスに掲載するのは各カテゴリ(5つ)のトップのホームページへとします。ただし、現在のホームページが属するカテゴリ内のホームページだけは一段下げて(左側ガイダンスに)一覧表示されている、というパターンです。 この「周辺拡大図を載せる」という点が五番めのポイントです。(メンテナンスがおそろしく大変ですけど。)
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